なぜ盗んではいけないのか?なぜ殺してはいけないのか?
特に子供や青少年が漠然と抱く道徳上の素朴な疑問が存在する。
その疑問に対する妥当な回答の一つを仏典より見い出す事が出来る。
パーリ仏典サンユッタ・ニカーヤ、雑阿含経において仏陀は次のように説かれている。その主な内容は
「他人から奪った行為をした人は将来、来世には他人から奪われるめぐり合わせにある。
愚か者は悪の報いが実らない間は悪の報いがない事を当然のことだと考える。
しかし悪の報いが実ったときには愚か者は苦悩を受ける。
殺す者は(未来には)殺され怨む者は(未来には)怨みを買う、また罵りわめく者は(未来には)他の人から罵りを受ける、怒りたける者は(未来には)他の人から怒りを受ける、・・後略」
つまり自分が(来世、未来において)殺されないようにするためには他者を殺してはいけない。
また(来世、未来において)自分のお金や大切にしている物を盗まれないようにする為には他者のお金や物を盗んではいけない。
法句経において
「悪業の報いはたとえ大空においても大海においても奥深い山中に隠れても悪業の報いからは逃れることが出来ない」と仏陀は説かれている。

